「シニアのためのこのこのごはん」は、名前に「シニア」とついていても、通常のこのこのごはんと何が違うのか、パッケージや商品名だけでは分かりにくいフードです。原材料や成分値、定期コースの条件まで目を向けると、今の愛犬に合う商品かどうかが少しずつ見えてきます。
口コミも、どこに載っている声なのかで意味合いが変わります。販売ページに並ぶ「よく食べた」という感想だけを頼りに決めてしまうと、届いてから合わなかったということも起こりえます。
もうひとつ分かりにくいのが定期コースです。初回と2回目以降では、届く袋数も支払額も変わります。シニア期に入ったからといって、すぐに通常版から替えなければいけないわけでもありません。通常版やミシュワンシニア犬用との違いも含め、今の食事から替える理由があるか、無理なく続けられるかを整理します。
シニアのためのこのこのごはんの基本情報

シニアのためのこのこのごはんは、シニア犬向けに作られた国産の総合栄養食です。通常のこのこのごはんとは別の商品で、配合原料や成分値が違います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | シニアのためのこのこのごはん |
| 対象・種類 | シニア犬向け/総合栄養食 |
| 内容量 | 1袋1kg |
| 主な動物性原料 | 鶏肉ささみ・鶏胸肉・まぐろ肉・鶏レバー |
| たんぱく質/脂質 | 20.3%以上/5.6%以上 |
| カロリー | 335kcal/100g |
| 製造 | 国産 |
| 通常価格 | 4,125円(税込) |
| 定期初回 | 3,520円(税込)・1袋・送料無料 |
療法食ではなく総合栄養食
このフードは毎日の主食として作られた総合栄養食で、病気の治療を目的とした療法食ではありません。腎臓病や心臓病、膵臓の病気などで栄養成分の制限を受けている犬には、今の食事管理と噛み合わないことがあります。療法食を与えている場合は、自己判断で置き換えないでください。栄養制限がある犬は、現在の食事指導を優先しましょう。
シニアのためのこのこのごはんの口コミ・評判

口コミを読むときは、どの媒体に載った声なのかで受け止め方が変わります。販売ページに掲載された購入者の声と、楽天市場やAmazonに投稿されたレビューでは、載る仕組みそのものが違うからです。
良い口コミで触れられていること
販売ページには、食べ渋らずに食べたという声や、粒の食べやすさに触れた感想が載っています。通常版から切り替えたあとも食べ続けたという購入者の声も見られます。
ただし、これらは販売元が選んで掲載している個別の感想です。よく食べたという評価も、その犬の好みや体調、それまで食べていたフードによって変わってきます。同じように食べるとは限らない、という前提で読んでおくと安心です。
気になる口コミ・注意点
口コミとは別に、料金や定期コースの仕組みから分かる注意点もあります。特に初回と2回目では、届く袋数と支払額が同じではありません。
- 1袋が1kgなので、愛犬の給与量しだいで使い切るまでの日数が変わる
- 定期コースは初回が1袋、2回目は初回発送の2週間後に2袋届く
- 2回目以降は送料850円(税込)。ただし、1回の商品代金合計が11,000円(税込)以上なら送料無料
口コミだけでは分からないこと
感想を読んでも見えてこないのが、自分の家の暮らしに合うかという部分です。たとえば1袋1kgが愛犬にとって何日分になるのか。初回のあとに2袋まとめて届くペースが家計や保管場所に合うのか。送料を足した支払額をどう感じるか。こうした点は、口コミの星の数からは判断できません。
そもそも今のフードから替える理由があるのか、という視点も欠かせません。よく食べているという声に背中を押されても、愛犬の体重や便の状態が以前と変わっていないなら、急いで動く必要はないこともあります。
原材料と成分から分かる特徴

主な動物性原料
主な動物性原料には、鶏肉ささみ、鶏胸肉、まぐろ肉、鶏レバーが使われています。鶏肉と魚を組み合わせた構成です。鶏肉や魚にアレルギーがある犬では、主原料だけでなく全原材料まで目を通しておきたいところです。
シニア向けとして使われている原料
シニア向けの配合として、グルコサミン、コンドロイチン、マリーゴールド、りんご、黒米なども使われています。
ただし、こうした原料が配合されていることと、関節や目などの不調が良くなることは別の話です。配合されている事実は、特定の症状への効果を約束するものではありません。あくまで毎日の食事に使われている原材料のひとつです。
たんぱく質・脂質・カロリー
成分値は、たんぱく質20.3%以上、脂質5.6%以上、エネルギーは335kcal/100gです。脂質やカロリーがやや控えめな設計ですが、これは「低脂質だからどの老犬にも合う」という意味ではありません。
痩せ気味の犬や食が細くなってきた犬では、エネルギーが足りなくなることもあります。逆に、運動量が落ちて太りやすくなった犬には、控えめな設計が合う場合もあります。愛犬の体重や活動量、1日の給与量とセットで見ると、今の状態に向いているかが見えてきます。
オイルコーティングなし・小麦グルテン不使用・保存料不使用
表面をオイルでコーティングしていない点も特徴のひとつです。小麦グルテンと保存料は使っていないと案内されています。とはいえ、グルテンフリーや保存料不使用という表示だけで、すべての犬に安全だとは言い切れず、ほかの商品より優れていることを示すものでもありません。食物アレルギーがある犬は、やはり全原材料に先に目を通しておくと安心です。
シニア犬の食事で意識したいたんぱく質や脂質などの栄養素は、「シニア犬に必要な栄養素」で詳しく解説しています。
通常のこのこのごはんとの違い

同じ「このこのごはん」でも、シニア版と通常版では対象も配合原料も成分値も違います。まずは中身の違いを整理します。
| 比較項目 | シニア版 | 通常版 |
|---|---|---|
| 対象 | シニア犬向け | 小型犬向け・子犬からシニア犬まで |
| 内容量 | 1kg | 1kg |
| 主な動物性原料 | 鶏肉ささみ・鶏胸肉・まぐろ肉・鶏レバー | 鶏肉(ささみ・レバー)・鹿肉・まぐろ |
| たんぱく質 | 20.3%以上 | 20.9%以上 |
| 脂質 | 5.6%以上 | 8.0%以上 |
| カロリー | 335kcal/100g | 343kcal/100g |
| 特徴的な配合原料 | グルコサミン・コンドロイチン・マリーゴールドなど | モリンガ・青パパイヤなど |
| 通常価格 | 4,125円(税込) | 3,850円(税込) |
| 定期価格 | 3,520円(税込)・初回1袋 | 3,278円(税込) |
脂質とカロリーは、シニア版のほうがやや控えめです。この差をどう受け止めるかで、替えるかどうかの答えが変わってきます。
通常版を問題なく食べていて、体重も便の状態も落ち着いている。活動量にも大きな変化がない。そんな犬なら、年齢だけを理由に急いでシニア版へ替える必要はありません。今の食事を続ける選択もあります。
活動量や体型が変わり、今の給与量や成分構成を見直したいと感じたときは、通常版とシニア版の違いが参考になります。ただし、食が細い犬や痩せ気味の犬では、カロリーが低いことが必ずしも利点になるとは限りません。
料金と定期コースで知っておきたいこと

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通常購入 | 4,125円(税込)・1袋1kg |
| 定期初回 | 3,520円(税込)・1袋1kg・送料無料 |
| 定期2回目 | 2袋7,040円+送料850円=合計7,890円(税込) |
| 2回目以降の送料 | 850円(税込) ※1回の商品代金合計11,000円(税込)以上で送料無料 |
| 2回目の発送時期 | 初回発送日の14日後 |
| 3回目以降 | 前回発送日の30日後が基本 |
| 停止・休止 | 1回購入後から手続き可能 |
| 連絡期限 | 次回発送予定日の10日前まで |
| 自動更新 | 停止手続きをしない限り継続 |
| 袋数・配送間隔 | 変更可能 |
表で押さえておきたいのは、初回と2回目で支払額が大きく変わる点です。初回は1袋3,520円・送料無料ですが、2回目は初回発送日の14日後に2袋がまとめて届きます。送料を足した支払額は7,890円。1袋あたりに直すと3,945円で、初回の手軽さとは印象が変わります。
2回目以降の送料は850円(税込)ですが、1回の商品代金合計が11,000円(税込)以上になる場合は送料無料です。通常の2袋配送では商品代金が11,000円に届かないため、基本的には送料を含めた金額で考えておくと分かりやすいでしょう。
もうひとつ気をつけたいのが配送ペースです。1日の給与量は犬の体重や活動量などで変わるため、家庭によっては2袋が届くペースに消費が追いつかないこともあります。1袋が何日分になるかは、販売ページの給与量表からおおよその目安を出せます。実際に与える量は、愛犬の体型や活動量に合わせて調整します。袋数や配送間隔も変更できるため、余りそうなときは早めに配送ペースを変更できます。
料金や配送条件は変わることがあります。申し込むときは、購入画面に表示された内容を基準にしてください。
ミシュワンシニア犬用との違い
シニア犬向けのフードを探していると、ミシュワンシニア犬用もよく比較に挙がります。並べてみると、主に肉原料と成分値、定期初回価格に違いがあります。
| 比較項目 | このこのごはんシニア | ミシュワンシニア犬用 |
|---|---|---|
| 内容量 | 1kg | 1kg |
| 主な動物性原料 | 鶏肉ささみ・鶏胸肉・まぐろ肉・鶏レバー | 鶏肉・馬肉・鶏レバー |
| たんぱく質 | 20.3%以上 | 22.7%以上 |
| 脂質 | 5.6%以上 | 5.8%以上 |
| カロリー | 335kcal/100g | 332kcal/100g |
| 定期初回 | 3,520円(税込) | 3,570円(税込) |
分かりやすい差は、肉の構成です。このこのごはんシニアは鶏肉と魚を組み合わせているのに対し、ミシュワンシニア犬用は鶏肉と馬肉を使っています。たんぱく質はミシュワンのほうがやや高め、カロリーはどちらも近い水準です。鶏肉や特定の肉にアレルギーがある犬では、この原料の違いが選ぶうえで大きな分かれ目になります。
どちらが優れているという話ではありません。1日の給与量や続けたときの費用、原材料との相性は犬ごとに異なります。ミシュワンの原材料や料金、定期条件は、「ミシュワンシニア犬用の口コミ・評判」で詳しく整理しています。
国産フード以外も含めて比較したい場合は、7歳以上向けの「モグワン シニアの口コミ・評判」も候補になります。通常版との脂質・カロリーの違いも比較しています。
通常版との違いを見ながらシニア用を選びたい場合は、カナガン シニアも比較しやすい商品です。脂質・たんぱく質・カロリー・粒サイズまで「カナガン シニアの口コミ・評判」で確認できます。
シニアのためのこのこのごはんが合いやすい犬
これまでの内容をふまえると、次のような家庭では候補に入れやすいフードです。
- シニア犬向けの総合栄養食を探している
- 鶏肉と魚を使ったフードを候補にしている
- 1kg単位で買いたい
- 通常版との原材料や成分の違いが、今の状態に合いそう
- 袋数や配送間隔を調整しながら続けたい
慎重に考えたい犬
反対に、次の条件に当てはまるなら、原材料や定期コースの内容を先に見比べてから決めたいところです。
- 療法食を食べている
- 特定の栄養成分を制限している
- 鶏肉や魚にアレルギーがある
- 食が細く、1kgを使い切るまで時間がかかりそう
- 初回発送の2週間後に2袋届く条件が合わない
- 毎月のフード代を抑えたい
ここに挙げたのは「与えられない」という意味ではなく、先に把握しておきたい条件です。療法食の有無など、犬の状態しだいで対応は変わってきます。
現在のフードから切り替えるときの進め方
新しいフードに替えると決めても、一度に全部を入れ替えるのは避けたいところです。今のフードへ少量ずつ混ぜ、食べ方や便の状態に合わせて新しいフードの割合を増やします。
切り替え中に食べないときは、新しいフードだけを避けているのか、食事そのものを食べないのかで受け止め方が変わります。新しいフードだけを避ける場合は、香りや好み、粒の硬さなども関係します。食事全体を残す場合は、体調の変化も考えなくてはなりません。急にほとんど食べなくなった、嘔吐や下痢がある、体重が落ちてきたといった変化は、好みの問題として片付けないでください。
切り替える時期の目安や進め方は、「シニア犬用フードへの切り替え時期と注意点」で詳しく解説しています。
よくある質問
何歳から与えられますか?
「シニアのためのこのこのごはん」は、7歳以上のシニア犬を目安に給与量が案内されています。ただし、7歳になったから必ず通常版から替えなければならないわけではありません。現在の体型や活動量、食べ方、通常版との脂質・カロリーの違いを見ながら、切り替える理由があるかを考えるとよいでしょう。
食べない場合はどうすればいいですか?
まず、新しいフードだけを避けているのか、食事全体を食べないのかを切り分けます。粒の硬さや大きさが口元に合っていないこともあります。嘔吐や下痢、体重の減少を伴うときは、フードの好みだけが原因とは限りません。
食べる量が減った原因や自宅で試せる工夫は、「老犬がご飯を食べない原因と対処法」で紹介しています。
通常版とどちらがいいですか?
今の食事に不満がなく、体重や便も安定しているなら、通常版を続ける道も十分にあります。活動量が落ちた、脂質を抑えたい、シニア版の原料が気になるといった場合に、はじめてシニア版が候補になります。
ミシュワンシニア犬用とどちらがいいですか?
このこのごはんシニアは鶏肉と魚、ミシュワンは鶏肉と馬肉という構成の違いがあります。たんぱく質やカロリーにも差があり、1日の給与量や続けたときの費用も変わります。価格だけでなく、原材料の相性まで含めて選びたい部分です。
定期コースに回数縛りはありますか?
1回購入したあとから、停止や休止の手続きができます。最低継続回数のような縛りはありません。
解約・変更はいつまでにすればいいですか?
次回発送予定日の10日前までに連絡すれば、停止や内容の変更ができます。手続きをしない限りは自動で継続するため、次回分が確定する前に手続きを済ませます。
療法食と併用できますか?
自己判断で療法食に混ぜたり置き換えたりするのは避けてください。療法食は病気や栄養管理に合わせて設計されています。併用や切り替えを考えるときは、担当の獣医師に相談してから進めましょう。
まとめ
シニアのためのこのこのごはんは、シニア犬向けに作られた総合栄養食です。通常版とは肉原料や脂質、カロリーが異なり、グルコサミンやコンドロイチン、マリーゴールドなどシニア向けの原料も使われています。
替えるかどうかは、年齢ではなく今の暮らしから考えるのがよいでしょう。通常版を問題なく食べていて体型も安定しているなら、急ぐ必要はありません。活動量や体型、食べ方に変化が出てきたときに、成分値や給与量を通常版と並べてみてください。
定期コースは、初回の手軽さだけで決めないことが肝心です。2回目に届く袋数、送料、配送間隔まで含めて、毎月続けられるかどうかを見ておくと、あとから慌てずに済みます。